今日は「3.11」。「あの日」から14年が経ちました。
今日は「お昼の校内放送」を通じて、私・校長から「東日本大震災」についての話をしました。こんな話です。
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「サンテン・イチイチ」とも呼ばれる今日は,皆さんが生まれる前の、今から14年前、2011年3月11日(金曜日)午後2時46分に
1000年に1度起きると言われる,「震度7」という、それまでの人たちが経験したことのないの、とてつもなく大きな揺れ,
宮城県・岩手県・福島県の方を中心に,およそ1万6千人もの人が命を落とし,今でもおよそ3000人の人が行方不明のままです。また、6000人の人がけがをし、約33万人の人が もとの家に住めなくなり、別の町に引っ越さなければなりませんでした。
皆さんは生まれる前の出来事でよくわからないかもしれません。でも,こうした大きな地震は、また日本のどこかで必ず起きます。去年の1月にも石川県で大きな地震がありましたね。日本という国はどこで地震が起きても不思議ではない国です。それは明日かもしれないし、10年先、50年先かもしれません。
そのために、この地震,災害のことを,忘れてはいけません。そして,この出来事について学ばなければなりません。そして、知ったことを,これから先も,ずっとずっと,誰かに,自分の大切な人に、災害から命を守る方法を、伝えていかなければなりません。南材小では、そのために、4年生の皆さんが震災のことや防災のことを必ず学んでいますね。
みんなで力を合わせて、お互いを思いやって大変な時を乗り越えたということや、
日本中 世界中の人が被害に遭った人たちを支え、助けてくれたことも伝えなければなりません。地震や津波のことを勉強するのは,すこし怖いことかもしれませんが,一番怖いのは「何も知らないこと」「『あの日』のことを忘れてしまうこと」です。
南材小のホームページの中には、東日本大震災当時の南材小の様子を紹介するページ「南材小の3.11」もあります。ぜひこのページも見てくださいね。
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このあとにこの動画を見せました。使用した写真は全て震災当時南材小で撮影されたものです。
子どもたちはこの放送にしっかり耳を傾けてくれたようです。
ぜひ今日はご家族で「震災のこと」や「非常時の家族の連絡方法」などを確かめる日にしていただければと思います。
▽各教室では、担任から「3.11」に関した話をしてもらいました。なかよし・たんぽぽ学級では、家庭科専科のS先生が震災後に作られた動画を見ながら学びました。
(動画はこちらから見ることができます)