2024年12月9日月曜日

12月9日 いのちの授業~うぶごえ座をお招きして

先週土曜日に行われた「令和6年度アンサンブルコンテスト🎷仙台宮城野・若林地区大会参加した南の星吹奏楽団の子どもたち。「金賞🥇」と「銀賞🥈」をいただくことができました。「金賞」の子どもたちは1月に行われる県大会に進みます。

5年生は学年PTA行事としてうぶごえ座の皆さんをお招きした「いのちの授業」を親子一緒に受けました。



まずは親子一緒に以下のような話を聞きました。

  • 体のしくみについて
  • いのちってどこからきたの
  • うまれたよ(劇)
  • 赤ちゃんのおはなし
  • いのちってなんだろう
  • プライベートゾーンのおはなし







子供たちにとっては、すでに保健や理科の授業で「第二次性徴」や「受精の仕組み」については学んでいましたが、今回の話が復習にもなり、より理解を確かにできたのではないかと思います。

また、子どもたちの手には、卵子の大きさを表した「穴」をあけた色紙と、最初の胎児の大きさを表した「大豆」が渡されていました。子供たちはそれぞれを眺めながら、「いのち」の大きさを実感できたことでしょう。




劇「うまれたよ」では、私(校長)も「立ち合い出産」に臨む父親役として参加させていただきました。うぶごえ座の「母親役」の方の迫真の演技は見事で、私もつい力が入るとともに、わが子の誕生の時を思い出し、胸が熱くなりました。この寸劇から、自分が、そして、友達も、多くの方の手助けを受けながら、大きな祝福に包まれて生まれてきた「大切ないのち」であることを子供たちが実感してくれたならうれしいです。




後半は「子ども(赤ちゃん)を育てる」ということの苦労、親(夫婦)の形には、「別居」や「離婚」も含め様々な形があること、それはけして子どものせいではないこと、「いのち」の意味、そして、「プライベートゾーンの大切さ」などについても教えていただきました。


中でも「プライベートゾーン」については、今後の性被害、あるいは、性加害を絶対に防ぐ意味でとても大切な話だったと思います。ぜひご家庭でもお子さんと「親しい間柄の中であっても守るべき大切なルール」として確かめていただきたいと思います。




後半は子供たちは教室に戻り、保護者の皆さん向けに以下のような内容の講話をしていただきました。

  • 小学生への性教育とは
  • 体の変化はいつごろ?
  • 初交経験と妊娠中絶
  • 性感染症~近年の県内の動向など
  • 思春期のこころと保護者のできること

子どもたちの周りには、誤った情報も含め、「性」についての情報が氾濫しています。
よく「性」の話題については、「寝た子を起こさない」といった言い方もされてきましたが、子供たちはしっかり「起きて」いますし、大人を見ていますし、高学年になれば、メディアを通してすでに様々な(不適切な)性の情報に触れている子も多数います。


大切なことは「正しい知識や感覚を持つこと」。ぜひ臆することなくお子さんと「性」について語り合っていただければと思います。そして、そのことがきっと、自分の「いのち」も相手の「いのち」も大切にできる大人へと成長していくための試金石になり、いじめの防止などにもつながっていくのではないでしょうか。


今回のPTA行事を企画していただいた5学年委員の皆様、そして、うぶごえ座の皆様、ありがとうございました。