今日も雨模様。でも、なかよし・たんぽぽ学級の廊下には秋色の掲示物が飾ってあり、色鮮やかです。
▽5年生・国語「言葉でスケッチ」の授業。「自分で考え、よりよい判断をする児童の育成~個別最適な学びを通して~」を研究主題とした校内研究としての全校授業。教育センターの指導主事をはじめ、全校の先生方が授業を参観しました。
授業のめあては自分が選んだ1枚の写真から「想像を広げ、表現の工夫をしてメモに書き出す」こと。子どもたちは取り組みたい写真を選び、まずは「見てわかること」と「想像したこと」といった観点で、さらには「例え」や「言い換え」、「音」や「繰り返し」といった表現の工夫を取り入れて、「ロイロノート」にどんどんメモを打ち出していきました。
また、この授業でも、先月行われた2年生の授業の時のように、「ひとりでも」「友だちとでも」「自分の席でも」「移動しても」「ロイロでも」「プリント(紙)でも」OKという指示があり、子どもたちは自分に合った学習方法を選んで活動を進めました。「個別最適な学び」が成立している場面です。
また、この授業を支えていたもののひとつは、子どもたちの「タイピングスキル」です。5年生にもなると、キーボードを使ったタイピングもぐっと速くなっています。普段から授業でChromebookを積極的に活用しているからこそ成立する授業です。(タイピングスキルは、ローマ字を習っていなくても、低学年から鍛えておくことのできる、大人になっても役立つスキルです。ぜひ こちら で紹介しているタイピング練習アプリに取り組ませてみてください。)
それぞれの「メモ」を見合い、自分の「メモ」に取り入れてブラッシュアップし、今日の活動を振り返ったところでチャイムが鳴りました。45分間集中が途切れない、高学年らしい授業でした。
▽本日午前中、若林区役所の区民生活課から「昨夜、若林区文化町でサルが目撃された」という情報提供がありました。昨年11月末にも河原町でサルの目撃情報があったことを覚えている方も多いかと思います。子どもたち約1年ぶりに「サルを見かけたら」をテーマに安全指導を行いました。今後ともお気を付けください。
▽先日お寄せいただいた「授業参観・懇談会アンケート」と一緒に、懇談会前に「校長あいさつ」(昨日「限定動画」として配信済み)の中でお伝えした「デジタル機器の与え方・使わせ方」に関して、各家庭の「我が家のルール」や保護者の思いについてもお寄せいただきました。その中から紹介させていただきます。ぜひ今後の各ご家庭のルール作りの参考にしていただければと思います。
【低学年】
- YouTubeやゲームが全て悪い訳ではなく、何でもやりすぎは良くないと伝えています。まだ低学年で小さい弟もいるため、YouTubeの視聴は、勉強のための補足として限定して見せるようにしています。私達の子どもの頃はゲームはあってもSNSやネットはない時代だったので、手探りですが、子どもたちと一緒に付き合い方を考ていきたいと思っています。
- 我が家では、なるべく30分を目安にみさせています。また、フィルターはかけていますが、たまに履歴をチェックし、よくないものを見ていないか気にかけています。
- 個人的には、親のデジタル機器に関するリテラシー、知識、経験不足が問題だと感じています。家庭の問題が大きいと思います。学校側で大きな責任を持つものではないと思います。親がデジタル機器の良いところと悪いところ、その操作方法や仕組みを理解していない中で、子供に対して、デジタル機器のことを語って、指導することはできないと思います。何が便利で、なぜデジタル機器を使用するのか。その大枠を、保護者と子供で「共有」しなければ、根本的な解決はできないと思います(親への指導や情報提供もして欲しいということではありません。学校側の負担増加は求めていません。)学校側での指導等で子供への対応はとてもよくやっていると思います。ただ、親の能力がない状況では、子供にいくら指導をしても効果半減なので、どこかで学校側の限界というのも出てきてしまうのかなと感じます。保護者の責任が大きいと考えています。我が家のルールは、デジタル機器は親が仕事で使うもので、自由には使えないことになっています。使う時は許可制になっています。基本的にはYouTube視聴のためです。
【中学年】
- 我が家ではタブレットやスマートフォンはまだ与えていません。テレビゲームは頻繁にやりたがるようになってきましたが、宿題を終わらせてから夕飯の間までで1時間目安というのが基本ルールです。
- デジタル機器利用について、時間を決めるというルールを設定してましたが、校長先生のお話を伺い、まだまだ足りないなと感じました。興味本位で始めたことに思わぬ危険が潜んでいること、将来的にも悪影響をあることを知り、緊張感を持つべきだと思いました。
- デジタル機器の与え方については、我が家でも、そろそろスマホを待たせたいと考えていたところでしたので、スマホをすでに持っているお友達のおうちでのルールを聞くことが出来て参考になりました。「使いすぎない」「依存させない」ように家庭で話し合ってから「時間制限機能等」を使いながらスマホを持たせたいと思いました。
【高学年】
- ゲームは30分まで。YouTube等の動画も30分まで。連続して使わないよう声がけする。
- 我が家は、大体30分を目安にしています。動画、ゲームの内容は、都度確認して、OKであればスタートするようにしています。
- 1人で習い事にいくことがあるので、スマートフォンを持たせ、LINEも使っています。我が家のルールとしては、①夜9時から翌朝9時までは使用禁止(親しか外せないロック機能を使っています。)②家族意外に連絡先を教えない(お友達でも禁止)③LINEも、家族としか交換しない(お友達でも禁止)④スマートフォンの中身は親も見る⑤動画、ゲーム、スマートフォンは1日60分まで(親しか外せないロック機能を使っています。)このようにしています。スマートフォンを買う前にも、その後も日常的に、どうしてこういうルールにしているのかを伝えています。
- まだ、専用の物は持たせてませんが、勝手に課金しない、アダルトサイトにいかない、スマホは中学生から、としています。
子どもたちをデジタルリスクから守るのは、デジタル機器を与える大人の重い責任です。各ご家庭の取組でお子さんを守ってあげてください。
▽今日の給食には秋の味覚「シャインマスカット」が出ました。シャインマスカットは日本生まれのぶどうです。