2024年7月9日火曜日

7月9日 79年前の記録~沿革史に残る「仙台空襲」

 明け方までの強い雨も上がった朝。雨が降ったせいか、昨日よりは涼しさを感じます。

▽教室を回ると、1年生の教室に、昨日図工の時間に作っていた「ひかりくにのなかまたち」が窓際に飾られていました。担任が教えた様々な形も上手に切り抜かれ、作品にたくさん使われていました。






作った作品は写真に収め、「ロイロノート」というアプリを使って友達と共有します。1年生の活用スキルも確実に向上しています。


3年生・国語「手紙の書き方」の授業。郵便局からいただいた教材を使って、暑中見舞いの書き方を学んでいました。専用のルーラーを使って住所やあて名を書くと、きれいに書くことができます。届ける人に喜んでもらえるといいですね。






生活科で行った「町たんけん」での気付きを、Chromebookを使い、デジタルマップにまとめたのは2年生。クラス内でコンテストを行い、同率1位になった2つのグループが校長室にマップを見せに来てくれました。「優勝したチームは校長室でプレゼンね!」という声掛けが子どもたちのモチベーションに繋がったようです。秋の「町たんけん」のまとめも今から楽しみです。





なかよし・たんぽぽ学級の子どもたちが参加する「七ツ森宿泊学習」。今年は「ボーリング」のプログラムがあります。教室でも手作りのボーリングで練習中です。



今日の給食のテーマは「すいとん汁から仙台空襲を考えよう」。戦時中によく食べられていた「すいとん汁」が出ました。今日の「すいとん汁」は、現代の子どもたちの口に合うように味付けがされていますが、当時はもっともっと質素なものだったことでしょう。


79年前の「仙台空襲については、南材小の「沿革史」にしっかりと以下のような記録が残っています。



昭和二十年七月九日 午後十時五十八分 警戒警報発令 翌午前一時五分 空襲警報発令 仙台市空襲ヲ受ケ市中央部殆ンド灰燼ニ帰ス 明方敵機洋上ニ去ル 避難者続々トシテ来校ス 講堂ヲ開放収容ス
空襲罹災状況
一.奉安殿 本校々舎 其ノ他ニ被害ナシ
一.当学区ニ被害ナシ
一.職員児童中 罹災セル状況
1.職員ノ死亡 巡訓導 今井和子(十九) 防空壕に退避中 焼夷弾ノ直撃デ死亡
2.罹災職員 四家族
3.死亡児童 三名 罹災児童 五名
昭和二十年七月十日 県ノ指示ニヨリ七月二十日マデ臨時休業ヲ実施

この記録にもあるように、南材小ではひとりの先生と3人の子どもが犠牲になっています。そのうちのひとりの子は、亡くなった今井和子先生の弟さんであることが、昨年地域の方のお話を聞く中で判明しました。

今朝行われた定例の「職員打ち合わせ」の中では、仙台空襲の犠牲者の冥福を祈り、教職員で黙とうを行いました。


明日は仙台市からの依頼で、仙台空襲の犠牲者に弔意を示す「半旗」を掲げます。また、給食時間のお昼の放送を通じて、子どもたちに「仙台空襲」の話をしたいと思います。

▽明日、6年生は「仙台子ども体験プラザ-Elem(エリム)」で行われる「スチューデントシティ」に参加します。6年生は「弁当持参日」となります。ご準備をお願いします。


▽今日のビオトープ。案内看板を設置しました。



「南材夏まつり」の中で「ビオトープお披露目セレモニー」を実施する予定です。開園までもうしばらくお待ちください。