校庭の桜の花が4輪咲きました。入学式は満開の桜の中で…となるでしょうか。ランドセルを何度も何度も背負いながら、入学式を楽しみにしている新1年生の笑顔も浮かんできます。
今日は3月31日。令和6年度の最終日です。明日から始まる新年度を前に、つかの間の休息をとるために多くの職員は休みを取っています。今は静かなこの職員室も、明日からは新たなメンバーで再び活気づくことでしょう。そして、今年は春休み中に担任が発表されます。始業式でのドキドキ感はなくなりますが、子供たちにも保護者の皆様にも、より安心感を持って新年度を迎えていただくための取組です。ぜひ御理解をお願いいたします。新担任に相談したいことなどがあれば「先生たちも忙しいから」などと遠慮されず、学校までご連絡ください。
先日、伏見 滋新校長との校長としての事務引継ぎを済ませました。南材小の「よさ」をたくさんお伝えしました。
様々な引継ぎをしていると、そこに突然現れたのは、天野元(あまのげん)仙台市教育長。天野教育長は、私の高校の同級生でもあり、退職する私に、わざわざ「おつかれさま」を言いに来てくれたのでした。せっかく教育長が来てくれたので、その前で、私と伏見新校長で「バトンタッチ・セレモニー」もさせていただきました。人の縁というものはありがたいものです。この温かな教育長の下で、仙台市の教育は今後より良くなっていくことを私は確信しています。
さて、この学校ブログ「南の星ニュース」も、私が着任以来3年間、学校がある日はほぼ毎日校長室から更新することができました。楽しんでいただけたとしたらうれしいです。時々保護者の方からいただく「ブログ楽しみにしています」「毎日見てます」という言葉も更新の大きな励みとなりました。私の前任校の保護者の方もこのブログを見てくださっていることを知りました。「楽しみにしてくれている人がいる」ということは、大きな力になるものです。
当初は、コロナ禍で見えにくくなってしまった学校の様子をお伝えし、厳しい状況の中でも明るく元気に頑張る子供たちの姿を伝えることで、保護者や地域の皆様により安心していただくことが大きな目的でした。そして、コロナ禍が収まってからも、日々の様子をお伝えし続けることで、子供たちが日々成長していく姿や教職員が子どもたちに寄り添いながら献身的に奮闘する姿、そして、地域からの絶大な協力がこの学校を支えていることを伝えたくて続けてきたブログです。
一方、個人情報の取り扱いが年々厳しくなる中、一部の保護者の方からは「こうした取組(ブログ)はやめてほしい」という厳しいご意見もいただきました。心配されるお気持ちに配慮し、顔と名前が一致しないように「名札」などは読めないように加工するなど、個人情報には配慮したつもりですが、配慮不足の点があったとしたら改めてお詫びいたします。御心配をおかけし、申し訳ありませんでした。
様々なご意見やご感想ををいただきながら毎日続けてきた、校長室発信のブログの記事も、以前の形式も含めれば700以上になりました。この700を超える記事は、「音楽の南材」が苦しんだコロナ禍をやっと抜け出し、GIGAスクールへの歩みを着実に進め、「創立150周年」という記念すべきイベントを経ながら、コミュニティ・ビオトープという豊かな環境を整えた南材小が、新たな歴史をスタートさせた転換期の記録となりました。その大きな節目の3年間に携われて大変光栄でした。
明日からまた南材小の「新たな歴史」がスタートします。これからも素直でかわいい子供たちに、そして、日々献身的に子どもに寄り添う南材小の教職員に、御理解・御協力・御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
私にとってはとても幸せな3年間でした。かわいい子供たちと出会えて、すばらしい教職員の皆さんとと仕事ができて、多くの温かな保護者・地域の皆さんと知り合い繋がることができました。37年間の教員生活の最後がこの学校で本当によかったと心から思っています。これからもこの学校を応援し続けます。
輝け✨!「南の星⭐」の子供たち!
輝け✨!「南の星⭐」の教職員!
輝け✨!南材木町小学校⭐!
3年間大変お世話になりました。
さようなら。お元気で。
第50代 校長 佐々木康之